後遺障害の等級について

さて、まずは後遺障害がどのような症状であるか、という点について取り上げます。『後遺』とあるように、それはいわば私達が擦り傷をどこかに負って、きちんと消毒していればそれが自然と治癒していくような、そのようなものではありません。例えば、私達の「視力」は一度衰えてしまうと、それが自然に回復するということは通常ありません。

もちろん強制は出来ますが、完全に元の状態に戻すということは難しいでしょう。また、私達の脳は一度損傷を負ってしまうと再生されません。片方の脳が片方の脳の働きを補てんするということはありますが、再生することは通常ありません。それと同様、交通事故によって負った損傷が、いわば障害消えない傷、または症状として残ることがある、それが後遺障害です。

後遺障害は、その症状の種類、または重さによって、いくつかの等級に分類されます。後遺障害によって、生活そのものに介護が必要となった場合、それは要介護における1~2級に分類されます。また、常時介護を必要とはしないけれど、それ以外の症状を負ってしまった場合においては、1~14級の介護度が設定されます。これは、事故の補償や保険金などの扱いにおいてとても重要です。